WEBシステムの必須構成要素は、ご提示いただいたものを含め、以下の通りです。これらの要素が連携することで、WEBシステムとして機能します。
必須構成要素
クライアント (Client): ユーザーがWEBシステムを利用する際に使用する、PCやスマートフォンのブラウザ(Chrome, Safariなど)を指します。ユーザーからのリクエストをサーバーに送り、サーバーからの応答を表示する役割を担います。
サーバー (Server): クライアントからのリクエスト(「このページを見たい」など)を受け取り、必要な処理を行い、その結果をクライアントに送り返すコンピューターです。サーバーには、WEBサーバー、アプリケーションサーバー、データベースサーバーなど、複数の種類があります。
言語 (Languages):
フロントエンド言語: 主にクライアント側で動作する言語で、HTML(ページの構造)、CSS(デザイン)、JavaScript(動的な振る舞い)が中心です。
バックエンド言語: サーバー側で動作し、データ処理やビジネスロジックを記述する言語です。PHP、Python、Ruby、Java、JavaScript (Node.js) などがあります。
プロトコル (Protocols):
HTTP/HTTPS: クライアントとサーバー間で通信を行うためのルール(規約)です。HTTPSはHTTPに暗号化機能を追加したもので、より安全な通信を実現します。
TCP/IP: インターネット上での通信の土台となるプロトコル群です。
URL (Uniform Resource Locator): 資源(ウェブページ、画像など)の場所を示す「インターネット上の住所」です。これにより、ブラウザはどのサーバーのどのファイルにアクセスすればよいかを特定できます。
データベース (Database): 顧客情報や商品情報など、システムで扱うデータを保存、管理するための仕組みです。サーバー側で動作し、必要に応じてデータの読み書きを行います。
これらの要素がすべて揃って初めて、ユーザーがブラウザからウェブページを閲覧したり、ECサイトで買い物をしたりといった一連の動作が可能になります。