はい、承知いたしました。初心者の方にも分かりやすく、ホームページの基本的なHTML構成について解説します。
初心者向けホームページの基本HTML構成解説
ホームページは、HTML(HyperText Markup Language)という言語で書かれています。HTMLは、ウェブブラウザに「この部分は見出しですよ」「ここは段落ですよ」といった情報を伝えるためのものです。
家を建てるのに例えると、HTMLは家の骨組みや間取り図にあたります。
基本的なHTMLファイルは、以下の3つの主要なタグで構成されています。
<!DOCTYPE html>
<html>
タグ<head>
タグ<body>
タグ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. <!DOCTYPE html>
これはHTMLファイルの一番最初に書くおまじないのようなものです。
ウェブブラウザに対して「これはHTML5というバージョンのHTMLで書かれた文書ですよ」と教えてあげています。これにより、ブラウザは正しくページを表示することができます。
<!DOCTYPE html>
2. <html>
タグ
<html>
タグは、HTML文書全体の始まりと終わりを示すタグです。ウェブサイトのすべてのコンテンツはこのタグの中に書かれます。家全体を包む外壁のようなものだと思ってください。
<!DOCTYPE html>
<html>
</html>
3. <head>
タグ
<head>
タグは、ウェブサイトの設定情報を記述する部分です。この中に書かれた内容は、通常、ウェブブラウザには直接表示されません。しかし、ウェブサイトが正しく機能し、検索エンジンに認識されるために非常に重要な情報が含まれます。
家で例えると、設計図や電気配線図のようなもので、家そのものには見えませんが、家が機能するために不可欠な部分です。
<head>
タグによく記述されるもの:
<meta charset="UTF-8">
: 文字コードの指定です。これにより、日本語などの文字が正しく表示されるようになります。これが無いと文字化けすることがあります。<title>ページ名</title>
: ウェブページのタイトルを指定します。このタイトルは、ブラウザのタブやウィンドウのタイトルバーに表示されます。また、検索エンジンの検索結果にも表示される重要な要素です。<link rel="stylesheet" href="style.css">
: CSS(スタイルシート)ファイルを読み込むためのタグです。CSSはウェブサイトのデザイン(色、フォント、レイアウトなど)を指定するためのものです。<script src="script.js"></script>
: JavaScriptファイルを読み込むためのタグです。JavaScriptはウェブサイトに動き(ボタンを押した時の反応、アニメーションなど)を付けるためのものです。
例:
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>私の初めてのホームページ</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
</body>
</html>
4. <body>
タグ
<body>
タグは、ウェブサイトの実際に表示される内容を記述する部分です。ウェブブラウザに表示されるすべてのテキスト、画像、動画、リンクなどは、この<body>
タグの中に書かれます。
家で例えると、リビング、寝室、キッチンなど、実際に生活する空間にあたります。
<body>
タグによく記述されるもの:
見出し (
<h1>
,<h2>
,<h3>
など): ページのタイトルや各セクションのタイトルです。<h1>
が最も大きく、数字が大きくなるにつれて小さくなります。段落 (
<p>
): 通常の文章を記述します。画像 (
<img>
): 画像を表示します。リンク (
<a>
): 他のページやウェブサイトへのリンクを作成します。リスト (
<ul>
,<ol>
,<li>
): 箇条書きや番号付きリストを作成します。分割 (
<div>
): ページ内の特定のセクションをグループ化するために使われます。(CSSでデザインを適用する際によく使われます)
例:
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>私の初めてのホームページ</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
<h1>ようこそ、私のホームページへ!</h1>
<p>これは私の初めてのホームページです。</p>
<img src="my_image.jpg" alt="私の画像">
<a href="about.html">私について</a>
</body>
</html>
まとめ
以下の構造が、基本的なHTMLファイルの骨格になります。
<!DOCTYPE html> <html> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>ページのタイトル</title> <link rel="stylesheet" href="style.css"> </head>
<body> <h1>大きな見出し</h1> <p>ここに文章を書きます。</p> <img src="画像ファイル名.jpg" alt="画像の説明"> <a href="リンク先のURL">リンクの文字</a> </body>
</html>
この基本的な構成を理解できれば、あとは<body>
タグの中に様々な要素を追加していくことで、あなたのホームページを作成することができます。まずは簡単なメモ帳などで上記のコードを書いてみて、ウェブブラウザで開いてみてください。少しずつ理解が深まっていくはずです。
頑張ってください!