2025年7月26日土曜日

初心者向けに、ホームページの 基本構成の HTML について解説してください。

 はい、承知いたしました。初心者の方にも分かりやすく、ホームページの基本的なHTML構成について解説します。


初心者向けホームページの基本HTML構成解説

ホームページは、HTML(HyperText Markup Language)という言語で書かれています。HTMLは、ウェブブラウザに「この部分は見出しですよ」「ここは段落ですよ」といった情報を伝えるためのものです。

家を建てるのに例えると、HTMLは家の骨組みや間取り図にあたります。

基本的なHTMLファイルは、以下の3つの主要なタグで構成されています。

  1. <!DOCTYPE html>

  2. <html>タグ

  3. <head>タグ

  4. <body>タグ

それぞれ詳しく見ていきましょう。


1. <!DOCTYPE html>

これはHTMLファイルの一番最初に書くおまじないのようなものです。

ウェブブラウザに対して「これはHTML5というバージョンのHTMLで書かれた文書ですよ」と教えてあげています。これにより、ブラウザは正しくページを表示することができます。

HTML
<!DOCTYPE html>

2. <html>タグ

<html>タグは、HTML文書全体の始まりと終わりを示すタグです。ウェブサイトのすべてのコンテンツはこのタグの中に書かれます。家全体を包む外壁のようなものだと思ってください。

HTML
<!DOCTYPE html>
<html>
    </html>

3. <head>タグ

<head>タグは、ウェブサイトの設定情報を記述する部分です。この中に書かれた内容は、通常、ウェブブラウザには直接表示されません。しかし、ウェブサイトが正しく機能し、検索エンジンに認識されるために非常に重要な情報が含まれます。

家で例えると、設計図や電気配線図のようなもので、家そのものには見えませんが、家が機能するために不可欠な部分です。

<head>タグによく記述されるもの:

  • <meta charset="UTF-8">: 文字コードの指定です。これにより、日本語などの文字が正しく表示されるようになります。これが無いと文字化けすることがあります。

  • <title>ページ名</title>: ウェブページのタイトルを指定します。このタイトルは、ブラウザのタブやウィンドウのタイトルバーに表示されます。また、検索エンジンの検索結果にも表示される重要な要素です。

  • <link rel="stylesheet" href="style.css">: CSS(スタイルシート)ファイルを読み込むためのタグです。CSSはウェブサイトのデザイン(色、フォント、レイアウトなど)を指定するためのものです。

  • <script src="script.js"></script>: JavaScriptファイルを読み込むためのタグです。JavaScriptはウェブサイトに動き(ボタンを押した時の反応、アニメーションなど)を付けるためのものです。

例:

HTML
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>私の初めてのホームページ</title>
    <link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
    </body>
</html>

4. <body>タグ

<body>タグは、ウェブサイトの実際に表示される内容を記述する部分です。ウェブブラウザに表示されるすべてのテキスト、画像、動画、リンクなどは、この<body>タグの中に書かれます。

家で例えると、リビング、寝室、キッチンなど、実際に生活する空間にあたります。

<body>タグによく記述されるもの:

  • 見出し (<h1>, <h2>, <h3>など): ページのタイトルや各セクションのタイトルです。<h1>が最も大きく、数字が大きくなるにつれて小さくなります。

  • 段落 (<p>): 通常の文章を記述します。

  • 画像 (<img>): 画像を表示します。

  • リンク (<a>): 他のページやウェブサイトへのリンクを作成します。

  • リスト (<ul>, <ol>, <li>): 箇条書きや番号付きリストを作成します。

  • 分割 (<div>): ページ内の特定のセクションをグループ化するために使われます。(CSSでデザインを適用する際によく使われます)

例:

HTML
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>私の初めてのホームページ</title>
    <link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
    <h1>ようこそ、私のホームページへ!</h1>
    <p>これは私の初めてのホームページです。</p>
    <img src="my_image.jpg" alt="私の画像">
    <a href="about.html">私について</a>
</body>
</html>

まとめ

以下の構造が、基本的なHTMLファイルの骨格になります。

HTML
<!DOCTYPE html>  <html>           <head>           <meta charset="UTF-8">         <title>ページのタイトル</title>  <link rel="stylesheet" href="style.css"> </head>

<body>           <h1>大きな見出し</h1>         <p>ここに文章を書きます。</p>     <img src="画像ファイル名.jpg" alt="画像の説明"> <a href="リンク先のURL">リンクの文字</a>   </body>

</html>

この基本的な構成を理解できれば、あとは<body>タグの中に様々な要素を追加していくことで、あなたのホームページを作成することができます。まずは簡単なメモ帳などで上記のコードを書いてみて、ウェブブラウザで開いてみてください。少しずつ理解が深まっていくはずです。

頑張ってください!