HTMLについてご理解いただけて良かったです!それでは、いよいよ実際に手を動かして学習していくステップですね。
おっしゃる通り、ローカル環境があれば、インターネットに接続された状態であれば、静的なWebページ(JavaScriptを含む)の作成学習が自由自在にできます。この仕組みについて、初心者の方にも分かりやすく解説しますね。
ローカル環境でのWebページ作成学習:自由自在ってどういうこと?
「ローカル環境」とは、簡単に言えば「あなたのパソコンの中」のことです。インターネット上のサーバーに接続することなく、あなたのパソコンだけでWebページを作成し、動作を確認できる環境を指します。
このローカル環境で学習を進めることのメリットは、まさに「自由自在」である点に集約されます。
1. インターネット接続は「最初だけ」!あとはオフラインでもOK
「インターネットがあれば」とありますが、これはブラウザが最新の情報を表示するために、必要に応じてインターネット上のリソース(例えば外部のWebフォントやJavaScriptライブラリなど)を読み込む可能性があるからです。
しかし、あなたが作成したHTMLファイル自体は、一度パソコンに保存してしまえば、インターネットに接続していなくても、あなたのWebブラウザでいつでも開いて確認できます。
ちょうど、パソコンに保存したWordファイルやExcelファイルをインターネットなしで開けるのと同じ感覚です。HTMLファイルもあなたのパソコンのファイルなので、それをブラウザで開いて見ているだけなんです。
2. 必要なのは「テキストエディタ」と「Webブラウザ」だけ!
Webページを作成するために、特別なソフトは必要ありません。
- テキストエディタ:HTMLやJavaScriptのコードを記述するためのソフトです。
- Windowsなら「メモ帳」、macOSなら「テキストエディット」が標準で入っています。
- しかし、より高機能な「Visual Studio Code (VS Code)」や「Sublime Text」といった無料のエディタを使うと、コードの入力がしやすくなったり、色分け表示で間違いに気づきやすくなったりと、学習効率が格段に上がります。これらはぜひ導入をおすすめします。
- Webブラウザ:作成したHTMLファイルがどのように表示されるかを確認するためのソフトです。
- Google Chrome、Microsoft Edge、Safari、Firefoxなど、普段使っているものでOKです。
これらのソフトは、たいていあなたのパソコンに最初から入っているか、無料で簡単にインストールできます。
3. 試行錯誤が無限にできる!「書いて、保存して、見て、直す」の繰り返し
これが「自由自在」の最大のポイントです。
- テキストエディタでHTMLやJavaScriptのコードを書く。
- ファイル名に
.html
や.js
という拡張子をつけて保存する。 (例:index.html
,script.js
) - 保存したHTMLファイルをWebブラウザで開く。
- ファイルをダブルクリックするだけで、ブラウザが勝手に開いて表示してくれます。
- 表示されたページを確認し、思った通りでなければ、再度エディタでコードを修正する。
- 保存し直して、ブラウザを再読み込み(F5キーや更新ボタン)する。
この「書いて、保存して、見て、直す」のサイクルを、何度でも、好きなだけ、無料で繰り返すことができます。 失敗してもパソコンが壊れる心配はありませんし、誰かに迷惑をかけることもありません。まさに自分だけの「実験室」です。
4. JavaScriptも同じ仕組みで動く!
「静的なWebページ(JavaScriptを含んで)」とありますが、JavaScriptもこのローカル環境で学習できます。
JavaScriptは、Webページに「動き」や「対話性」を加えるためのプログラミング言語です。例えば、ボタンをクリックしたらメッセージが表示されたり、画像が切り替わったり、といった動きはJavaScriptで作られます。
JavaScriptのコードは通常、HTMLファイルの中に直接書くか、別の.js
ファイルとして保存し、HTMLファイルから読み込むように記述します。
<script src="script.js"></script>
HTMLファイルがブラウザで開かれる際に、そのHTMLファイルから指定されたJavaScriptファイルも読み込まれ、ブラウザ上で実行されます。これもすべて、インターネット上のサーバーと通信することなく、あなたのパソコンの中だけで完結します。
なぜローカル環境での学習が「自由自在」なのか?
まとめると、ローカル環境での学習が自由自在な理由は以下の通りです。
- 費用ゼロ:特別なツールやサービスを購入する必要がありません。
- 場所を選ばない:インターネット環境がなくても、学習を進められます。(※外部リソースを使う場合は必要)
- 即時フィードバック:変更を保存してブラウザを更新するだけで、すぐに結果を確認できます。
- 試行錯誤の自由:何度でも失敗を恐れずにコードを修正し、改善できます。
- 無限の可能性:HTMLとCSSの基礎を固めたら、JavaScriptを組み合わせてより高度なWebページ作成に挑戦できます。
まずは、お好きなテキストエディタ(VS Codeがおすすめです!)をインストールし、簡単なHTMLファイルから作成を始めてみてください。そして、先ほど説明した「書いて、保存して、見て、直す」のサイクルを実践してみましょう。
この「自由自在」な環境で、楽しみながらWebページ作成のスキルを身につけていってくださいね!
0 件のコメント:
コメントを投稿