Webアプリとは何か?
Webアプリ(ウェブアプリケーションの略)とは、簡単に言うとインターネットを通じて利用するソフトウェアのことです。皆さんが普段使っているスマートフォンのアプリのように、パソコンやスマートフォンなどの端末に直接インストールしなくても、Webブラウザ(Google Chrome、Safari、Microsoft Edgeなど)を使ってアクセスするだけで利用できるのが大きな特徴です。
もう少し具体的に見ていきましょう。
1. どこで動くの?
通常のアプリケーション(例えば、WordやExcelなど)は、あなたのパソコンの中にインストールされて、そのパソコンの中で動きますよね。Webアプリはそうではありません。Webアプリは、インターネット上のサーバーと呼ばれるコンピュータで動いています。
あなたがWebブラウザでWebアプリにアクセスすると、あなたのパソコンはサーバーに「これこれの情報をください」とリクエストを送り、サーバーはそのリクエストに応じて必要な情報をあなたのパソコンに送り返します。あなたのパソコンはその情報を受け取って、ブラウザ上に表示します。
2. どんなことができるの?
Webアプリは、非常に多種多様なことができます。身近な例を挙げると、
- SNS(ソーシャルネットワーキングサービス):X(旧Twitter)、Instagram、Facebookなど。友達と交流したり、写真や動画を共有したりできます。
- ECサイト(電子商取引サイト):Amazon、楽天市場など。オンラインで商品を購入できます。
- ブログサービス:WordPress、はてなブログなど。文章や画像を公開できます。
- Webメール:Gmail、Outlook.comなど。インターネット上でメールの送受信ができます。
- 動画配信サービス:YouTube、Netflixなど。動画を視聴できます。
- オンライン会議ツール:Zoom、Google Meetなど。離れた場所にいる人とビデオ通話ができます。
これらは全てWebアプリです。
3. なぜWebアプリが普及しているの?
Webアプリがこれほど普及しているのには、いくつかの理由があります。
- 手軽に利用できる:特別なインストールが不要で、Webブラウザがあればすぐに利用できます。
- デバイスを選ばない:パソコン、スマートフォン、タブレットなど、様々なデバイスから同じようにアクセスできます。
- 常に最新版:サーバー側で更新されるため、利用者が手動でアップデートする必要がありません。常に最新の機能やセキュリティ対策が適用されています。
- 情報共有がしやすい:インターネットを介しているため、複数のユーザーが同じデータにアクセスしたり、共同で作業したりすることが容易です。
4. ホームページとの違いは?
ホームページ(Webサイト)もインターネットを通じてアクセスするので、Webアプリと混同されることがあります。厳密に言うと、Webアプリは「機能」や「操作性」に重きを置いたもので、ユーザーが何らかの「操作」を行うことで、その操作に応じた「結果」が返ってくるような動的なものを指すことが多いです。
一方、一般的なホームページは、主に「情報提供」が目的で、静的な情報(会社概要、商品の紹介、お知らせなど)を表示することがメインです。もちろん、お問い合わせフォームなど、一部Webアプリの機能が含まれている場合もありますが、全体としてユーザーの「操作」に対する「動的な応答」よりも「情報の閲覧」が中心になります。
まとめ
Webアプリとは、インターネットを通じてWebブラウザ上で利用できる、ユーザーが操作することで何らかの処理が行われる動的なソフトウェアのことです。
ホームページ作成を進める上で、このWebアプリの概念を理解しておくと、どのような機能を持たせたいのか、どのようなユーザー体験を提供したいのかを考える上で役立つでしょう。
もし、さらに詳しく知りたい点や、疑問に思ったことがあれば、遠慮なく聞いてくださいね。
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